女帝エカテリーナ

これは、ロシアの女帝の伝記です。

 

エカテリーナはドイツの小貴族の出身で、ピョートル3世の夫人だったのですが、ロシア皇帝になれたのはなぜなんだろうと思っていたんですよね。

 

日本では万世一系とかいって(古い言葉だなあ)、王室ってずっと親代々続いているものだと思うじゃないですか、でもヨーロッパの王室を見るとそうでもないんですね。

 

でもこれは特別でして、このエカテリーナはかなり本を読んで勉強したインテリであり、14歳で嫁に来てからロシア語を勉強してロシアに馴染んでいたのです。

 

しかも夫になる予定のピョートルは知的障害も疑われるほど無能な人だし、姑に当たる夫の叔母のエリザヴェータ女帝がまたわがままでワンマンで気分屋なのに、必死で仕えたんですね。

 

それは、なんと14歳の頃から、将来はロシアの女帝になることを夢見ていたからと言うんですから、並大抵の人じゃないですよ。エカテリーナは回想録を残していて、自分でそう書いているからすごいです。

 

女帝になったのは、叔母が亡くなり夫が皇帝に即位したが、夫には愛人がいて、エカテリーナを逮捕して投獄する危険があったために先手を打ったんですね。

 

エカテリーナにも愛人がいて、その人たちと取り巻きの人とでクーデターを起こしたわけです。夫は無能で軍隊にも貴族にも見放されていたから、エカテリーナは貴族の支持を得て女帝になったんです。

 

その後は領土拡大にフランスのヴォルテールらインテリと文通したりと、ロシアをヨーロッパに認めさせたりして、啓蒙専制君主としてがんばったんですよ。

 

愛人をとっかえひっかえとか言われるけど、スケールの大きなすごい人だったと思いますね。